人気のアウトレットニット

アウトレットニットで人気なのは、なんと言ってもロング丈のワンピース系。繊細なディテールと柔らかなラインのデザインが上品&フェミニンなスタイルを演出してくれるアウトレットニットのトレンドモードアイテム。

 

繊細なディテールがフェミニンで優しい印象のアウトレットニットロングカーディガンです。柔らかくさらりとした肌触りで透け感が涼しげな薄手の梨地生地を使用。ネックラインから裾にかけては繊細なレースで縁取られクラシカルなイメージ。ハイウエスト部分のゴム入りギャザーが自然でフェミニンなシルエットを作ってくれます。コーディネートの主役になる逸品です。

ニットとは

ニットは、一本の糸をループ状で縦方向・横方向に絡めながら編み上げたもの。ループのふくらみや丸みが生み出す、やわらかくて伸縮性のある編地が、ニットの特長です。

 

<ニットの長所と短所>

 

●長所

 

伸縮性にすぐれている
体にフィットする
保温性がよい
風合いが柔らかくソフトな感触
成型編みのような特殊な編み方ができる

 

●短所

 

型くずれしやすい
織物と比べると厚い
ほつれやすい
ラン(伝染)しやすい

 

●ニットの編地

 

ニットの編地には、大別して横(緯)編みと縦(経)編みがあります。横編みは編目が横につながり、一段ごとに折り返していきながら編むもので、ベストやセーターなどに使われる編地です。それに対して、縦編みの編地は縦方向に連続した編目を作り出し、 ハリ、コシを持つことが特長です。一般的に横編機で編まれた編地を「ニット」と呼び、丸編機、経編機で反物状に編まれたものをジャージと呼びます。

 

●ニット製品の製造法

 

編んだ布地を型紙に沿って裁断し、縫製する「カットソー」。型紙を元に編みながら製品にしていく「成型編み」。着心地はもちろんのこと、素材や製法のメリットを生かした、さまざまなニット製品が誕生しています。

 

●ニット製品の広がり

 

近年ウォームビズスタイルが流行するなかで、ニット製品は“風合い”や“デザイン性”だけでなく、“温度調整”という機能もあわせ持つファッションアイテムとして注目を集めています。ニット製品の素材としてはウールが一般的ですが、最近は綿やシルク、麻といった天然糸や、発色性に優れたレーヨンやポリエステルといった 合成繊維など、さまざまな素材が使われます。

ニットのお手入れ方法

ニットはとてもデリケートなもの。お気に入りのニットをいつまでもいいコンディションで保つための、お手入れ方法をご紹介します。主にウール素材のニットについて述べておりますが、綿素材も同様のお手入れ方法でケアーして下さい。(特に綿素材の注意点は「※」をご参照ください)

 

●日頃のお手入れ

 

ニットベストやチョッキ、セーターは、一日着たら休ませましょう。いくら吸湿性や発汗性に優れているウールでも、吸った汗を完全に発散させないと虫食いやカビの原因になります。着た日にブラシがけをして、汚れをためないようにするのがポイントです。また、湿気はニット製品の大敵です。クリーニングから戻ってきたニット製品は、ビニール袋から出して保管してください。

 

●防虫対策

 

毛糸につく虫は、汗や食べ物のカスなどが付いているとアクリル素材でも食べてしまうほど雑食です。ニット製品を着た後は軽くブラッシングします。食べ物のシミは水分を多めに含んだ蒸しタオルで軽く叩いて取り除いてから、保管してください。防虫剤も最近では色々なタイプがあります。衣類の素材、種類に合わせ、正しく利用しましょう。薬効成分は空気より重いので、衣類の上に置くと効果的です。

 

●毛玉ができてしまったら

 

市販の毛玉取りを使用するか、ガムテープなどで毛玉を持ち上げるようにしながら、ハサミでひとつひとつ丁寧にカットしてください。ただ、あまり取りすぎると生地を傷めてしまうことになります。毛玉も元はセーターの糸の一部。くれぐれも毛玉の取りすぎには注意してください。

 

●ニットの洗い方

 

ニットのお洗濯は、手洗いが基本です。ドライ指定の製品につきましては、ドライクリーニングに出してください。※綿素材に関しては、洗濯機洗いが可能な品も、手洗いをすると耐久性が数倍伸びると云われております。綿のニットも出来るだけ手洗いに。

 

1.洗う
ボタンやファスナーを留めて裏返してから、洗剤の入ったぬるま湯につけて押し洗いをします。このとき、もんだり、こすったりしないこと。また、長時間お湯につけていると、色落ちや縮みの原因になります。

 

手洗いで大切なこと:水温は人肌の温度で洗剤は各メーカーから出ているウールマーク用のものを使い、量を守ること「時間を掛けずに、手早くやさしく」が、ニット手洗いのコツです。

 

綿素材での手洗いで大切なこと:水温は少々高い温度でも可。但し、通常の水温は避けましょう。洗剤は綿がアルカリに強いので、特に中性洗剤でなくてもお洗濯が出来ます。漂白剤の入った洗剤の使用は厳禁です。色落ちしてムラが出来ることがあります。「時間を掛けずに、手早くやさしく」が、ニット手洗いのコツです。部分的な目立つ汚れは、指で揉み洗いをしましょう。洗い終わったら十分にすすぎ、柔軟剤をかけ、脱水機で水気を取って下さい。水気が多く残っていると型くずれの原因になります。

 

2.すすぐ
ニット製品が十分に浸かるくらいのぬるま湯のなかで、やさしく押しながらすすぎます。途中お湯を入れ替えながら、洗剤の泡が出なくなるまで丁寧にすすぎましょう。
すすぎの裏ワザ:すすぎの最後には柔軟剤が欠かせませんが、オリーブ油2〜3滴を水に落とすと、ウール本来のしなやかさとツヤが保てます。
※綿素材では、オリーブ油は使いません。

 

3.絞る
軽く水を切ってから、厚手のバスタオルの上に広げて水分を取り除きます。

 

4.干す
ハンガーにかけることはせず、すだれや浴槽のフタのうえなどで形を整え、日陰に干しましょう。襟や袖口など水分の残りやすいゴム部分は、絞らずに握って十分に水分を取り、伸ばさないように気をつけましょう。

 

5.仕上げ
スチームアイロンを、浮かしてかけてください。

半袖ロング丈カーディガン

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